vMixのバージョンが23.xから24へとメジャーバージョンアップしました。
インスタントリプレイ
今回大きく変更された箇所は「インスタントリプレイ」
最上位版のvMix PROだと、2つの再生チャンネルを持ち、8つの入力をインスタントリプレイに割り当てることができます。もちろんSSDの容量もCPU・GPUのパワーも必要とはなりますが、とても強力なリプレイ機能の向上となりました。ぜひ制御には専用のハードウェアをご用意ください。
スティンガー
もう1つ強化されたのがスティンガーです。いままで使っていましたかね?Stinger。
いままで2つセットして使うことができていたのですが、これが4つ使用できるようになりました。スティンガーは、トランジション(切替エフェクト)の1つで、ディゾルブやワイプとは異なり、アニメーションによる切替エフェクトです。
スポーツ中継などでリプレイ切り替え時のエフェクトなんかでは、大会ロゴを使用したトランジションがよく利用されています。
組み込みのGTTitle Stingerテンプレートを使用することも、独自のテンプレートを作成して使用することもできます。加えて、GT Titleには300を超えるテンプレートが用意されています。
NDI
NDIが4.6に対応したそうです。また、FMIEにすると、CPUとメモリの使用量が増えるものの、NDIエンコーダ入力が分離され、デバイスのクラッシュによる影響を防ぐことができるとあります。いままでNDI入力に関するvMixのクラッシュが見られていたので、もし安定して使えるようになったのなら安心材料が増えますね。
境界線
いままで、Overlayには境界線表示が可能でしたが、入力MultiViewでは境界線表示ができませんでした。ちょっとした改良ではあるのですが、入力MultiViewにも境界線を付けることができるようになりました。vMixの強力な機能の1つである入力MultiViewに境界線がつけられるので、最初から組み込んでスイッチングするようなワイプなどでも、ワイプらしい枠付けが簡単にできるようになったのはありがたいです。
その他にもいくつかの新しい機能が搭載されています。